カシミールへの道(起業物語その3) –再就職3–

アメリカ産リンゴの日本進出は、目に見えない関税障壁や国内生産者団体の反対もあり、
困難を極めました。
結局ワシントンアップル協会のリンゴのプロモーションは1年半で
打ち切りとなってしまいました。

官公庁向けのレポート作成の仕事でその会社に残ることもできましたが、
個人事務所の将来性に限界を感じ、転職をすることにしました。

3年前に再就職をした時点と比べると、英語力、パソコン能力の向上によって、
さらに仕事の可能性が広がっていました。
パートの形態での仕事は継続性がないため、どうしても中途半端になってしまいます。
末っ子の長男の中学入学を機に、今回はフルタイムの仕事に移ることを決断しました。

この転職も実は同窓会の人脈からでした。

3社目にしてようやくつかんだ常勤職です!
官公庁文書専門の翻訳会社では、経済学部で学んだ知識が初めて生かせました。
また、東大出身ということで、官公庁の友人も多く、それも役に立ちました。
東大女子同窓会の人脈を通じて、翻訳者も多数探し出すことができました。
私のように専業主婦だった人の再就職のお手伝いをすることもできました。
数年後、経済白書の翻訳のコーディネートの仕事をして、ようやく、
一人前の仕事にたどり着いたと感慨深く思いました。

小さい会社でしたが、優秀で若い社員も多く、また、いろいろな国の方とのお付き合いもあり、
主婦では味わえない充実感がありました

気がつけば、パソコンのワードやエクセルは人並み以上に使いこなせるようになり、
若い社員の指導までできるようになりました。
英語も話す機会はありませんでしたが、単語力と読解力は向上しました。

このまま、のんびりと定年までこの会社で働いていくつもりでしたが、
7年経って、突然、次の転機が訪れました。

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