ペイズリー柄ショールの歴史 その1

先日、ペイズリー柄についてスピーチする機会がありました。

聞き手の中にペイズリー柄のストールを羽織っていらした方が二人いらしたのですが、
二人とも、ペイズリーだと思っていなかったのには驚きました。

私たちはペイズリー柄はついつい知られていると思ってしまいがちですが、
案外そんなものなのですね。

実は私自身もインドリームを始める前に、買ったプリントは、後で気づいたら、
ペイズリー柄ばかりでしたが、ペイズリーという名前はあまりよく知りませんでした。

ペイズリー柄の説明のために、ストールを使いましたら、
最後にお見せしたペイズリー柄ウールストールが大好評でした。

販売目的ではなかったのですが、ペイズリー柄の素晴らしさをお話しすることで
インドリームのストールに注目していただけ、うれしい収穫でした。

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┃★┃ ペイズリー柄ショールの歴史 その1
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ペイズリー柄は、古代メソポタミアの生命の木のモチーフに由来し、16世紀以降、
インドとヨーロッパで発展したデザインです。

16世紀にインドのカシミールでイスラムのじゅうたん職人を呼び集め、
ムガール帝国で手織りショールの生産が始まりました。

カシミールは山に囲まれ、美しい木々や草花の自然に囲まれていました。
自然を愛するカシミールの人々はショールのデザインに植物を取り入れ、
ペイズリー柄の原型が出来上がりました。

初期の自然の樹木に近いモチーフは、イスラムの偶像崇拝の禁止などの影響を
受け、だんだんと幾何学的で、たくさんの花が詰まったデザインに変化していきました。

 ⇒インドリームのストールのなかで初期のペイズリー柄の雰囲気を残しているのは
  ジャマワールショールです。

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  近いうちに追加掲載予定です。お楽しみに!真っ赤や黒のジャマワールストールが入荷しています♪

カシミールは、交通の要衝で、東洋と西洋の文化の交わる場所でした。
シルクロードを通り、ヨーロッパに渡ったペイズリー柄のショールは
フランス貴族に大人気を博し、優美な貴族のファッションに取り入れられ。
高価なカシミールショールが制作されるようになりました。

フランスでの発展のおかげでインドのペイズリー柄は洗練され、さらに緻密で高度な
アートとしての地位を確立しました。

それゆえ、ペイズリー柄はヨーロッパの人々のあこがれのデザインとなり、
人気の増大により、イギリスを中心としたヨーロッパの各地で、インドの手織りの
ペイズリー製品の模造品、プリント柄のペイズリー製品を大量に生産するように
なりました。

(つづく)

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